経営者に向いている資質とは
経営者に必要な資質は次の25種類です。
- 勝負どころを見極める感性
- 多くの人を味方にする人徳
- リスク回避をしっかり行う用心深さ
- 従業員の能力を引き立てるマネジメント能力
- 市場動向を見極めるマーケティング力
- 仕事に対する熱意
- 責任感とプライド
- 見栄を張らない謙虚さ
- 主要な場面で人情よりも損得勘定を優先する非情さ
- 人の話をしっかり聞ける
- 計算高い戦略家
- 数字に落として分析できる(数字に強い)
- 思い通りにいかない時でも感情的にならない
- 営業力を持っている
- 未来を予測する先見性
- 勉強熱心
- 資金マネジメントが上手
- 人生経験が豊富
- 常に満足しない向上心
- 着眼点が良い
- 世話好き
- 綺麗好き
- 健康管理が徹底している
- 斬新な発想力
- 運の良さ
全てを兼ね備えている経営者は滅多に存在しませんが、成功する経営者は紹介した25の資質を多数持っているか、いずれかの項目で飛び抜けた資質を持っているものです。
成功している経営者には幅広いパターンがありますが、紹介した資質を1つでも多く満たせるように努力しましょう。
理想の経営者は少ない?
理想の経営者像は、従業員や取引先からも慕われて、良い職場の雰囲気を作りながらも従業員が全員仕事に熱心で一丸となって取り組める環境を作れることです。
しかし、理想の経営者を実現できているケースは少なく、実際の所は従業員や中間管理職、取引先などの一部から良く思われていないケースも珍しくありません。
たとえば、従業員を追い込む体質の会社で離職率が高くても、収益性の高いビジネスモデルを構築したり、経営者の人脈で仕事を獲得していれば、従業員からの不満が絶えなくても会社自体は成長していくことがあります。
逆に、多くの人を味方にする人徳があっても、従業員から舐められる存在の経営者だとビジネスとしては上手くいかないことも多いです。
極論を言えば、運の良さだけ人一倍高ければ他の24項目を何一つ持っていなくても成功することがありますし、多数の項目を満たしていても一部で大きな問題を抱えていれば何かのキッカケで事業は失敗します。
ビジネスモデルに応じた資質を持っているかが重要
経営者に必要な資質で重要な項目はビジネスモデルによって変わります。
競合が少ないなど勝算が大きいビジネスモデルを考案して実現する行動力があれば、従業員への扱いに問題があっても成り立ちます。
マンパワーによって売上が左右される場合は、優秀な人材を育てて高いモチベーションで仕事をさせる人柄が必要になるなど、ビジネスを成功するにあたって経営者に何を求められるのかをしっかり把握しましょう。
失敗する経営者と成功する経営者の違い
経営者の多くは起業した当初は高いモチベーションを持ち、経営者自らも積極的に現場の仕事に参加したり、従業員の声を聞いて働きやすい環境を作るように努力するものです。
しかし、時間の経過とともに徐々に妥協するポイントが多くなり、経営者が持つ本来の性格が顕著に表れていきます。
結果的に上手くいっているときは良いけど、環境の変化で売上が落ち込んだ時に大きな打撃を受けて、取り返しのつかない事態に追い込まれて廃業する企業が多いです。
長年成長を続けたり、外部環境が悪化しても被害を最小限に食い止められる経営者は、意識しなくても経営者に必要な資質を実践できる共通点があります。