簡単な単語だけでも覚えておくと、経理担当との話がしやすくなります。

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最低限知っておきたい簿記知識

 

苦手意識が強い人も多い簿記ですが、経営者であれば最低限の知識は身に付けておきたいものです。
難しいからこそ専門家がいるので、経営者自身が完璧に理解する必要はありません。
しかし、まったく分からないとそれはそれで経営に支障を来たすでしょう。

 

ここでは最低限知っておきたい簿記知識をまとめます。
簡単な単語だけでも覚えておくと、経理担当との話がしやすくなるはずです。

 

 

賃借対照表や損益計算書

計算をする人バナー

ロジカルな思考を持つ経営者は、賃借対照表や損益計算書と聞いても1つずつ噛み砕いて行けるでしょう。
真逆のタイプであるイマジネーション型の経営者はこうした単語に拒否反応を示します。

 

耳馴染みの無い単語に悪戦苦闘するかもしれませんが、内容自体はそこまで難しくありません。
最初に覚えておきたいのは、資産や負債、資本と費用、そして収益の言葉です。
これらは簿記を語る上で必ず使う言葉だからです。

 

さて、賃借対照表から内容を紐解いて行くと、これは資産と負債、そして資本が関係して来ます。
簡単に言うと会社の資産がどれだけあるのか、負債は抱えているのかを見るものです。
純粋な現金だけでなく、不動産などの価値も計算に入るのがポイントです。

 

もう1つの損益計算書ですが、これは1年間の成績表と考えるのが分かりやすいです。
会社が1年間で支払った金額や儲けた金額を記載して、最終的に黒字なのか赤字なのかを見ます。
損益計算書は収益と費用が関係している覚えてみてください。

 

 

簿記は年間で考える

簿記は基本的に、1年間の会社の実績を計算するものです。起業したばかりの経営者は、決算時期になって慌ててしまうでしょう。

 

なぜなら、起業直後から正確な簿記を付けていないからです。
何ヶ月も前の正確な支出と収入をまとめるのは非常に大変です。
日常的に伝票をまとめる習慣を持っておくと、簿記はもっと身近な存在になります。

 

簿記の専門知識を持った人材を雇ったり、専門家を頼ったりすることも視野に入れてみましょう。
忙しくなってから雇うのでは遅いのです。
的確な判断を行うのも経営者に求められる資質なので検討してみてください。